日本弁理士会会長賞
電力取引プラットフォーム(特許第6782479号)
【発明協会(東京)】
豊田 祐介 |
デジタルグリッド株式会社 代表取締役社長 |
高橋 航 |
デジタルグリッド株式会社 PF事業部 Scrumチーム |
田坂 芳史 |
デジタルグリッド株式会社 PF事業部 Scrumチーム |
高坂 大介 |
デジタルグリッド株式会社 PF事業部 Product Planningチーム |
本発明は、電力の直接取引(P2P取引)における、特定の発電設備による発電量と需要拠点の電力需要量との過不足について、同一需要家の拠点間、別の需要家間、卸電力市場(JEPX)という3段階の取引において調整することで、適切な電力の調達を図るものである。
発電家と需要家の電力の直接取引(特に企業間での取引をコーポレートPPAという)は、昨今の電力価格の高騰や、再生可能エネルギー導入の要請などから注目を集めている。しかし、通常、コーポレートPPAのみでは需要家の必要とする電力の全てを調達することができない。本発明は、コーポレートPPAでは調達できない電力を、同一需要家の複数の拠点間、別の需要家間及びJEPXとの取引を通じて、適切に調達するものであり、インバランス料金(電力量の予測と実績が乖離した際に支払う必要のあるペナルティ)の低減が可能となる。
本発明により、需要家または小売電気事業者に生じるインバランス料金の負担が軽減されることで、コーポレートPPAの普及に寄与することができる。
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