小樽市長賞
カバーを取り替える長靴(特許第5576463号)
【北海道発明協会】
浜村 光久 |
第一ゴム株式会社 代表取締役会長 |
本発明は、ゴム長靴に一体形成された筒部を交換可能なカバーで覆うことで、耐久性、デザイン性を両立した長靴に関するものである。
靴に取り付けるカバーには、主に短靴に取り付けるレインカバーがあるが、雨天時に使用され、通常は取り外される。また、筒部が常に外部に露出しているアウトドア仕様のブーツ等は、劣化対策のため靴部と筒部全てを耐候性の素材で製作する必要があり、コストやデザイン面の課題があった。さらに、靴部と筒部をファスナーで連結する場合、筒部を交換することができるものの、ファスナー部から浸水するおそれがある。
本発明は、靴部と筒部を一体形成したゴム長靴に、筒部の外周を覆うカバー部材をファスナーで接合し、接合部をフラップで覆う構成としており、豊富なカラーバリエーションを揃えたカバー部材を任意に交換可能とすることで、これらの課題を解決した。
本発明により、長靴本来の防水性を確保しながら、耐久性を高めるとともに、天気や服装に合わせてカバー部材を交換することのできるデザイン性に優れた長靴を提供できるようになった。
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