北海道発明協会会長賞
PM除去ユニット洗浄装置(特許第6765111号)
【北海道発明協会】
三宅 勇太 |
株式会社エフ・イー 常務取締役 |
長谷川 千晃 |
有限会社シージーエム 部長 |
本発明は、ディーゼルエンジンに必要なPM除去ユニットの洗浄装置および洗浄方法に関するものである。
排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集・燃焼するPM除去ユニットは、未燃焼の煤およびエンジンオイルの添加物により生成されるアッシュが蓄積し、ユニット機能が低下した場合、交換または洗浄が必要になる。しかし、交換は費用が高額であるほか、洗浄は手作業や簡易装置で行うことが多く、短期間で再洗浄が必要になるなどの課題があった。
本発明は、洗浄装置を洗浄液と圧縮空気の二重管構造にするとともに、洗浄するPM除去ユニットを傾斜面がある台に載置し、圧縮空気の噴射圧力を制御することで、PM除去ユニットの性能を新品に近い状態まで洗浄できるようになった。
本発明によって、洗浄作業の効率化に加え、再利用によるコスト・水の使用量・使用部材・廃棄物の削減など、環境負荷の低減にも寄与することができる。
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