北海道発明協会会長賞
かぼちゃ用包丁(意匠登録第1656413号)
【北海道発明協会】
三浦 辰一 |
三浦製作所 開発担当 |
本意匠は、かぼちゃ1玉を省力かつ短時間で、怪我なく半分に切断できる包丁に関するものである。
通常の包丁でかぼちゃ1玉を切る場合、一方より包丁を入れ、一旦包丁を抜いた後、もう片方より再度包丁を入れる等の手間がかかるが、本意匠では包丁を抜くことなく、連続的な切断を可能とするため、刃の形状を逆三角形とした。刃の中心部をかぼちゃの中心に当て、左右交互に押し下げることで、包丁のかぼちゃに対する力の作用点が、中心部、左側、右側の3箇所に分散され、それぞれの作用点のかぼちゃと接触する距離が片手包丁に比べて短くなるため、押し込む応力を大きくすることができる。
本意匠により、かぼちゃ1玉を従来の片手包丁より小さな力で、怪我なく短時間で切断できるようになったため、スーパーマーケット、保育園、介護施設、病院、家庭等における調理時間の短縮や安全性の向上に寄与することが期待される。
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