北海道知事賞
水抜栓の電動遠隔操作装置(特許第5757621号)
【北海道発明協会】
加藤 博之 |
株式会社光合金製作所 製造部 システム機器課 次長 |
長南 光浩 |
株式会社光合金製作所 設計部 課長 |
本発明は、冬期に水道管内の水を排出させて水道凍結を防ぐ水抜栓を、遠隔操作する電動装置に関するものである。
従来の装置には平歯車が用いられていたため、駆動軸に複雑な切削加工が必要であったほか、平歯車やマイクロスイッチを組み込むための広い配置スペースが必要であり、装置が大型になっていた。本発明では、作動部材がL字状ブラケットに設けたスリット孔を移動し、直列に配置した2個のマイクロスイッチの接点を押すことにより、電動装置の作動・停止を切り換える駆動構造を採用した。このため、部品点数削減によるコストダウン、ストローク調整の容易化による製作作業の省力化、さらに小型化、長寿命化を実現することができた。
電動装置の小型化により、住宅等への設置の自由度が高くなるとともに、長寿命のものを安価に提供することが可能になるため、初期投資や保守点検等の経費を低減することができる。
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