特許庁長官賞
苗床および苗床を用いた緑化システム(特許第4911418号)
【鳥取県発明協会】
藤田 豊博 |
株式会社フジタ 代表取締役 |
本発明は、屋上緑化や法面緑化に用いる袋状の苗床および本苗床を用いた緑化システムであって、苗床内の土壌の流出を防止し、苗の育成を促進する技術に関するものである。
本発明では、透水性・通気性・耐候性を有する不織布を袋状にした苗床に苗植え用の穴を設けるとともに、該穴を一つのファスナー中に複数のスライダーを有したファスナーで閉じるようにして、土壌の流出を防止するほか、スライダーの調整によって、苗を植える位置を自由に選べ、また、苗の成長に合わせて穴を簡単に広げることができる。本緑化システムを用いることにより短期間で屋上緑化の施工が可能となる。
本発明を屋上緑化に用いることによって、世界の都市部で進行しているヒートアイランド現象の対策強化、ならびに緑化の促進による低炭素社会実現の一助になることが期待される。
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