中国経済産業局長賞
連続滅菌装置及び連続滅菌方法(特許第7190703号)
【山口県発明協会】
木原 均 |
新光産業株式会社 技術設計グループ 部長 |
中山 欽司 |
三機工業株式会社 環境システム事業部 ソリューション部 部長 |
田村 英輔 |
三機工業株式会社 R&Dセンター 環境システム開発部 水ソリューション開発課 研究員 |
実 施 功 績 賞
古谷 博司 |
新光産業株式会社 代表取締役社長 |
石田 博一 |
三機工業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、細菌・ウイルス等を含む廃水の処理において、熱回収ユニットにより加熱処理水から回収した熱で、廃水を予熱することで、蒸気や冷却水といったユーティリティの削減を可能とする連続式の滅菌装置に関するものである。
本発明では、廃水側に予熱器、加熱処理水側に予冷器を設け、予熱器と予冷器の間で水(井戸水等)を循環させている。循環水は、予冷器で加熱処理水より回収した排熱を予熱器において常温の廃水に受け渡した後、廃水が所定温度まで加熱処理される。加熱処理が不十分な場合は、未処理水を調整タンクへ送り、加熱器で再加熱後、汚染された下流側を通って再び調整タンクに戻る循環運転を行うことにより、系内も加熱処理することができる。
循環水を介して廃水と加熱処理水間での熱の授受を行うことで、熱交換器の漏洩による処理水汚染の危険性を低下させることができる。また、予熱器・予冷器における伝熱面の汚れが少なく、未処理水の回収が不要になったため、装置の清掃頻度を減らすことができ、維持管理性が向上した。
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