四国経済産業局長賞

豆腐製造方法および豆腐製造機（特許第6884378号）

【徳島県発明協会】

中井　真吾

四国化工機株式会社　機械生産技術本部 技術センター　無菌技術研究グループ　技師

実 施 功 績 賞

植田　滋	四国化工機株式会社　代表取締役社長　ＣＥＯ

　本発明は、容器入り豆腐を製造するにあたり、凝固バケット（１）の収容部（１０）の内面に水を噴霧して水滴層（Ｈ）を形成することで、割れや欠け等のない状態で豆腐を取り出すことができるようにするものである。
　本発明では、凝固バケット（１）の上方にある、２流体スプレーノズル（２１）からなる水噴霧装置（２）により水を噴霧し、収容部（１０）の内面に均一な水滴層（Ｈ）を形成した上で、豆乳と凝固剤の混合液を充填し、加熱用電極板（１１）（１２）によりジュール加熱し、豆腐を形成する。豆腐は、凝固バケット（１）を上下反転して取り出され、容器に移される。水滴層により豆腐が剥離しやすくなり、割れや欠けのない豆腐を取り出すことができる。
　本発明により、豆腐の品質が向上するだけでなく、絹ごし豆腐の凝固手段として、効率の良いジュール加熱式を採用できるようになり、従来５０分を要していた加熱時間が１５分に短縮され、生産効率が大幅に向上した。

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