発明協会会長賞

効率的に包材をシールする製袋包装機（特許第6408719号）

【京都発明協会】

市川　誠	株式会社イシダ　第一生産部　産機包装機製造課　課長
佐藤　良一	株式会社イシダ　第一開発部　包装開発二課　課長
長島　良太	株式会社イシダ　第一開発部　包装開発一課　係長
小池　伸治	株式会社イシダ　第一開発部　包装開発二課　係長

実施功績賞

石田　隆英

株式会社イシダ　代表取締役社長

　本発明は、スナック菓子等の物品をフィルムにより包装する製袋包装機において、シールジョーが横シール動作を開始した後、フィルムを挟んだまま上昇するブラウジング動作を追加し、細くなったフィルムを再び膨らませる制御を特徴とするものである。
　具体的には、横シール動作の前に、しごき動作により嵩高い物品を袋内に押し下げて噛み込みを低減させ、その後、しごき動作により細くなった袋の底をブラウジング動作により持ち上げて膨らませることでフィルム内部の空間を大きくさせた（写真２における①から③を参照）。このように袋の底を膨らませた状態で袋内に物品を落下させるため、物品の嵩高状態の低減、さらには物品落下の円滑化を実現することができた。
　本発明により、シール部分に対する物品の噛み込み率を従来と比較して抑えつつ、生産能力を12.5％向上させた。また、噛み込み発生による不良品の袋の廃棄を減らし、フィルム資源の無駄およびフードロスを削減することができる。

写真１　製袋包装機

写真２　シールジョーの動作

発明協会会長賞

効率的に包材をシールする製袋包装機（特許第6408719号）

【京都発明協会】

実 施 功 績 賞

実施功績賞