中小企業庁長官賞
劣化表示付きLAN用避雷器(特許第7033322号)
【大阪発明協会】
清水 康彦 |
音羽電機工業株式会社 技術本部 低圧技術部 通信技術グループ 次長 |
田邊 真樹夫 |
音羽電機工業株式会社 技術本部 低圧技術部 通信技術グループ 主任技師 |
今井 健太郎 |
音羽電機工業株式会社 技術本部 低圧技術部 通信技術グループ 技師 |
実 施 功 績 賞
吉田 修 |
音羽電機工業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、雷サージによる電気機器の破損や誤動作、故障等を防ぐために電源線や信号線、アンテナ線等に設けられる雷保護装置(避雷器)の劣化度合いを検出して表示する劣化表示装置を提供するものである。
本発明では、発熱抵抗体を避雷器の接地線に接続し、落雷によるサージ電流が避雷器に流れることで発熱抵抗体が発熱し、検出体の発熱抵抗体と接した箇所を熱変形させ、サージ電流が流れる毎に表示体が変位する。避雷器が雷サージから受けるエネルギーを検出体の変形量として検出し表示体を変位させる。避雷器は雷サージにより受けるエネルギーの総量が大きくなるほど劣化が進むため、表示体の変位量により、避雷器の劣化度合いを表すことができる。検出体と連動するスイッチを設けることにより、劣化状態になると外部へ接点出力が可能である。
本発明は様々な避雷器に適用でき、従来品で必須の外部電源や別売の装置を必要とせず避雷器の劣化度を無段階に表示することが可能である。これにより、雷保護装置(避雷器)全体のコスト削減と省スペース化等に貢献することができる。
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