日本弁理士会会長賞
ハイブリッド給湯システム(特許第6780367号)
【兵庫県発明協会】
大西 兼造 |
株式会社ノーリツ プロダクツ本部 研究開発本部 商品開発統括部 蓄熱商品開発部 第1開発室 第1グループ |
岩本 淳 |
株式会社ノーリツ プロダクツ本部 研究開発本部 商品開発統括部 温水商品開発部 部長 |
中野 邦彦 |
株式会社ノーリツ プロダクツ本部 研究開発本部 エレクトロニクス開発統括部 制御ソフトウェア 開発部 第1開発室 第2グループ リーダー |
稲本 辰巳 |
株式会社ノーリツ プロダクツ本部 研究開発本部 イノベーションセンター 要素技術研究部 第3研究室 第2グループ リーダー |
実 施 功 績 賞
腹巻 知 |
株式会社ノーリツ 代表取締役社長 |
本発明は、ハイブリッド給湯システム(ガスと電気(ヒートポンプ)の2つのエネルギーでお湯を作る給湯装置)において、給湯システム全体として、エネルギー効率が低くならないように動作させる技術に関するものである。
本発明では、貯湯タンクの容量、給水温度、必要な予測熱量から、最適貯湯温度を演算し、外気温度とヒートポンプへの入水温度とヒートポンプでの加熱目標温度からヒートポンプのCOP(エネルギー消費効率)を演算し、COPとガス給湯器の熱効率からヒートポンプで加熱する上限温度を決定し、最適貯湯温度と加熱上限温度の低い方の温度で、貯湯タンクに貯湯する。貯湯温度を低くした場合に不足する熱量は、お湯を使う際にガス給湯器で与える。
本発明は、ハイブリッド給湯システムにおいて給湯設備の省エネ性能を示す給湯一次エネルギー効率を大きく向上させることに貢献し、大幅な省エネによる電力コストとCO2排出量の削減という社会的効果が得られた。
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