特許庁長官賞
圧縮データのライト処理切り替え方式(特許第6802209号)
【神奈川県発明協会】
松上 一樹 |
株式会社日立製作所 研究開発グループ デジタルサービス 研究統括本部 デジタルプラットフォームイノベーション センタ データストレージ研究部 研究員 |
吉井 義裕 |
株式会社日立製作所 研究開発グループ デジタルサービス 研究統括本部 デジタルプラットフォームイノベーション センタ データストレージ研究部 主任研究員 |
高岡 伸光 |
株式会社日立製作所 サービス&プラットフォームビジネス ユニット ITプロダクツ統括本部 基盤ソフトウェア開発 本部 ストレージシステム第1設計部 技師 |
川口 智大 |
HITACHI AMERICA,LTD Research & Development Division, IT Platform Systems Laboratory Lab Manager and Senior Researcher |
実 施 功 績 賞
小島 啓二 |
株式会社日立製作所 代表執行役 執行役社長兼CEO兼取締役 |
本発明は、ストレージシステムにおいて高いライト性能を提供するためのライト処理方式に関するものである。
本発明では、ストレージシステムにかかる負荷やホスト計算機からのライトの条件に応じて、レイテンシとスループットのどちらが優先されるかを判定し、レイテンシが優先される場合は非同期ライト方式、スループットが優先される場合は同期ライト方式を選択して、圧縮などの所定の処理のタイミングを変えることによって、短いレイテンシと大きなスループットの両立を実現した。
本発明の技術は、特に圧縮機能を有するストレージシステムのライト性能の向上に大きな効果があり、高いライト性能を必要とする多くのユーザが圧縮機能を利用できるようになった。圧縮機能によってストレージシステムの記憶メディア(SSD)搭載量が抑制されることから、省エネルギー化による環境負荷の低減に貢献している。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved