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令和4年度北海道地方発明表彰

特許庁長官賞

最適波長による高効率海藻種苗生産システム(特許第5931684号)

【北海道発明協会】

川越 力

共和コンクリート工業株式会社 海藻技術研究所 主席研究員

白石 恭輔

共和コンクリート工業株式会社 海洋水産部

北山 進一

株式会社アルファ水工コンサルタンツ 顧問

坂下 功

元 共和コンクリート工業株式会社 海洋水産部 副部長

吉野 博之

公益財団法人函館地域産業振興財団 事務局長

菅原 智明

公益財団法人函館地域産業振興財団 研究開発部 研究主幹

玉森 学

株式会社東和電機製作所 技師長

山田 芳浩

元 株式会社東和電機製作所 開発部 課長

安井 肇

公益財団法人函館地域産業振興財団 副理事長、北海道立工業技術センター センター長

水田 浩之

国立大学法人北海道大学 大学院水産科学研究院 教授

実 施 功 績 賞

本間 丈士

共和コンクリート工業株式会社 代表取締役社長

久保 俊幸

公益財団法人函館地域産業振興財団 理事長

浜出 滋人

株式会社東和電機製作所 代表取締役

寳金 清博

国立大学法人北海道大学 総長


 本発明は、海藻養殖や藻場造成に必要な海藻の種苗生産に関するもので、効率的な大量培養を可能とした海藻種苗生産システムである。
 本発明では、海藻の生長に必要な光源に、発熱量が少なく光の指向性が高いLEDを用い、恒温槽内に配置したスリムタイプの水槽に側面からLEDを近距離照射するようにしたことで、省スペース化を図った。また、水槽内に縦置き配置した海藻種苗1個体ずつに対してLEDをスポット照射することで無駄な光を削減し(省エネルギー化、低コスト化)、予め実験で得られた各海藻種の最適なLED波長を照射することで培養期間の短縮(効率化)を可能とした。
 本システムによる海藻種苗生産の高効率化(省スペース、省エネルギー、低コスト等)は、従来技術に比べてCO2排出削減に貢献する。また、本システムで生産した海藻種苗を用いて造成した藻場は「ブルーカーボン」の役割を担い、カーボンニュートラル社会の実現に寄与することができる。


従来の問題点と本発明の特徴

従来の問題点と本発明の特徴

省スペース型海藻種苗生産システム

省スペース型
海藻種苗生産システム

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