北海道経済産業局長賞
シャッター付汎用プラウ(意匠登録第1419240号)
【北海道発明協会】
小野寺 直道 |
株式会社オノデラ 代表取締役社長 |
本意匠は、除雪作業の際、道路わきに雪を押し付ける除雪機(建設機械等)に取り付けるアタッチメント(スノープラウ)である。ブレードの両端に開閉自在のシャッターを設け、運転席からの操作でプラウ本体とシャッター部分を可動させ、雪を押し付け、脇に雪がこぼれにくくする機構となっている。
特徴は、シャッターを取り付けた際の油圧動力の増大、及び軽量化について研究し、シャッター下部は二重の板材、上部は一枚構造に内側寄りのリブを3か所設置することで、軽量かつ強固な形状とした点である。また、片開きも可能にし、シャッター格納時には、従来ブレードと同様に利用することもできるため、幅の狭い道路での活用も可能である。
本意匠製品は、除雪作業効率の向上、作業の人的負担軽減、作業効率向上による燃費の改善、既存構造物等への作業車本体の接触頻度減少による安全性の向上といった課題に効果があり、全国の豪雪地域に販売を拡大している。
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