北海道発明協会会長賞
建築物用補助支柱(意匠登録第1466798号)
【北海道発明協会】
林 信行 |
株式会社三永技研工業 代表取締役 |
本意匠は、従来のビニールハウス補助支柱に比べ、取付作業の簡便化、作業性、安全性の向上を目指した建築物用補助支柱に関するものである。
従来のビニールハウス補助支柱を取り付けするためには、ビニールハウスの上部パイプに針金等で固定する必要があった。この作業を行うためには梯子やトラクターを利用した高所作業が必要となり、高齢者や女性には特に負荷が高く危険が伴うものであった。これらの現状を踏まえ、いかに簡単に作業性良く、安全に取り外しができる機構を創出するかを本意匠の課題とした。
まず、高所作業の危険性を排除するために、地上からでもビニールハウスの上部パイプに固定できるフック式固定ヘッド機構を開発した。
ビニールハウスの上部パイプに固定する方法は、上部パイプにフックを引っかけ、支柱を回転させることによって固定する方式とした。
この方式によって梯子やトラクターを利用する必要がなくなり、高齢者や女性においても作業負荷が軽減され安全に作業を行うことが可能となった。
本意匠により作業性が良く安全に補助支柱を設置することが可能となり、全国の農業関係者に、雪害によるビニールハウスの倒壊を防ぐツールを提供できるようになった。
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