発明協会会長賞
5ドアハッチバックカーのデザイン開発(意匠登録第1606361号)
【広島県発明協会】
土田 康剛 |
Mazda North American Operations Design Senior Director |
大畠 拓也 |
元 マツダ株式会社 デザイン本部 アドバンスデザインスタジオ エクステリアリードデザイナー |
鈴木 康郎 |
マツダ株式会社 デザイン本部 プロダクションデザインスタジオ エクステリアデザイングループ アシスタントマネージャー |
野ア 亮介 |
マツダ株式会社 デザイン本部 デザインモデリングスタジオ クレーモデルグループ シニアクリエイティブエキスパート |
熊谷 竜司 |
マツダ株式会社 デザイン本部 デザインモデリングスタジオ デジタルデザイングループ アシスタントマネージャー |
実 施 功 績 賞
丸本 明 |
マツダ株式会社 代表取締役社長兼CEO |
本意匠は、日本の美意識に基づいた「引き算の美学」の考え方の下、従来の自動車デザインに用いられてきたシャープなキャラクターラインをあえて排除し、リフレクションによる面造形で生命感を表現した5ドアハッチバックカーに関するものである。
「色気のある塊」をコンセプトに全ての要素を内側へと向けて圧倒的な塊の強さと凝縮感を実現すべく、美しく湾曲させたパネルのみでボディーを構成し、パネル面に映る大胆かつドラマチックなリフレクションが見せる味わい深い、光と影の移ろいや生命感「艶」を表現した側面形状とした。さらに、車体上部からリヤタイヤ間におけるショルダー形状を排除(引き算)する一方で、スピード感のあるルーフと力強いCピラー形状により、キャビンとボディーがひとつの塊であるかのような力強い造形としたことで、見飽きることのない色気と魅力を表現し、他に類を見ないユニークな存在感を実現した意匠となっている。
本意匠は、権威あるデザイン賞を受賞する等、国内外で高く評価されるとともに、5ドアハッチバック分野における新たな需要を喚起することで関連産業の活性化に貢献している。世界各国で多くのファンに支持されている意匠となっている。
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