文部科学大臣賞
昇圧コンバータ付き2モータ駆動制御装置(特許第6403835号)
【兵庫県発明協会】
松浦 大樹 |
三菱電機株式会社 姫路製作所 xEV製造部 パワーユニット制御設計第1グループ 専任 |
和田 典之 |
三菱電機株式会社 経営企画室 専任 |
実 施 功 績 賞
漆間 啓 |
三菱電機株式会社 執行役社長 |
本発明は、昇圧コンバータ付き2モータ駆動制御装置において、電動車両の安全性を確保する目的で昇圧コンバータを停止した後でも即座に復帰動作を可能とすることで、車両の空走を防止し、ドライバビリティや信頼性を向上させる技術に関するものである。
昇圧コンバータと2つのインバータを備えた本発明の駆動制御装置は、昇圧コンバータ停止後の復帰動作において、インバータ1とインバータ2の合計電力がしきい値よりも大きい時に、インバータと昇圧コンバータを同時に動作復帰させる。従来は装置損傷を防止するためにインバータの動作復帰に時間を要していたが、本発明はこの待ち時間を削減し、即座に復帰することを可能としている。
本発明の昇圧コンバータ付き2モータ駆動制御装置は高出力を実現できるため、高い環境性能と走る楽しみを併せ持つ電動車両に搭載されている。安全面で昇圧コンバータを停止する場合においても即座に復帰するため、ドライバビリティと信頼性の両立を実現する電動車両を提供することが可能となった。
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