中小企業庁長官賞
非接触型雷サージ検出装置(特許第6450044号)
【大阪発明協会】
稲崎 弘次 |
音羽電機工業株式会社 技術本部 開発技術部 専門主任技師 兼 生産本部 生産管理室 |
阿部 毅人 |
音羽電機工業株式会社 技術本部 開発技術部 技師 |
廣岡 征紀 |
音羽電機工業株式会社 技術本部 開発技術部 部長 |
実 施 功 績 賞
吉田 修 |
音羽電機工業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、下図に示したように環状の導電体、その導電体の内側の空間を通るコアと、コアに巻き付けられた巻線を有するコイル、巻線を流れる電流を検知する検知回路から構成されるセンサ部を内蔵した、雷サージ検出装置に関するものである。
センサ部を検出対象に近接させることで、検出対象にサージ電流が流れた場合、周りに生じた磁界を検出する。これにより、本発明のサージ電流検出センサを内蔵したサージ検出装置は、電線に被せるだけでサージ電流を検出することが可能となる。多くの従来製品は、サージ電流の検出センサとしてCT(変流器)を使用しており、接地線をCTに通すために接地線を一旦外す、または切断する必要があったが、本発明のサージ電流検出センサはCTが不要であり、設置作業性の向上、省スペース・低コスト化を図ることができる。
本発明による雷サージ電流検出装置は、サージ電流の侵入回数、時刻、サージレベルを記録・表示する装置で、雷対策の効果確認のため、工場、ビル、無線局、最近では太陽光発電設備等に設置され、電気設備の信頼性向上・安定稼働に貢献している。
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