文部科学大臣賞
車載用圧力センサ(特許第6356659号)
【長野県発明協会】
羽田 幸彦 |
長野計器株式会社 経営統括部 情報システム部 システム企画課 課長 |
宮下 香織 |
長野計器株式会社 技術本部 技術二部 新製品開発課 係長 |
武田 英嗣 |
長野計器株式会社 技術本部 技術三部 センサ素子技術課 係長 |
実 施 功 績 賞
佐藤 正継 |
長野計器株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、車両に搭載される圧力センサのセンサモジュールにおいて、金属ダイアフラム上に抵抗素子や導電体を形成する際に蒸着パターンずれが生じても、抵抗値のばらつきを少なくし出力調整を容易にしたパターン技術に関するものである。
本発明では、ブリッジ回路を構成する複数の歪ゲージの抵抗値変化から圧力を測定するセンサモジュールで、ダイアフラム上に歪ゲージ及び接続部を形成し、接続部のうち導電体部から露出する直線部分と、導電体部のうち直線部分を横切る辺とが直交しているため、接続部と導電体部の形成でずれが生じても、導電体部から露出した歪ゲージ及び接続部の部分の面積が変化しないため、複数の歪ゲージ間の出力ばらつきを抑え、出力調整を容易に行うことができる。
本発明製品の車両への搭載が普及することでエアコン、トランスミッション、ブレーキユニット組み込み等のきめ細かな制御が可能となり、燃費向上、排ガス減少により資源の保全、環境負荷の低減に貢献することができる。
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