特許庁長官賞
炭化燃料製造装置及び炭化燃料製造方法(特許第6621546号)
【発明協会(東京)】
松下 敬通 |
株式会社環境経営総合研究所 代表取締役 |
実 施 功 績 賞
早乙女 福治 |
Eco Bio Plastics Midland Inc. CEO |
本発明は、高水分の有機性廃棄物と使用済み廃プラスチックを、特定の割合で二軸押出機に入れ、低温熱分解させ、新たにバイオマス燃料を作る技術に関するものである。
我が国には年間約4億トンの廃棄物があり、内半数以上がバイオマスであるが、水分を多く含むため再生利用が進んでいない。また、これらは焼却処理が中心で多くの化石燃料を使用し、CO2を大量に発生させている。本発明は、高水分の有機性廃棄物と再資源化されていない廃プラスチックを原料とすることで廃棄量を大幅に減容し、低温熱分解装置により燃料として使用できるチャー(炭化物)を生産して蒸気・電気等のエネルギーとして再生利用ができることを特徴とし、また化石燃料を使用せず、地産地消エネルギーを作ることが可能なため、地域への貢献も大きい。
本発明は国内のみならず欧州、米国、中国等でも権利化され、事業展開が進んでいるほか、地方自治体からの導入希望が多く、地方創生の一環としても期待されている。
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