日本弁理士会会長賞
超音波対応穿刺針(特許第4700057号)
【長野県発明協会】
丸山 勝 |
株式会社八光 代表取締役会長 |
北川 四郎 |
八光商貿(上海)有限公司 董事長 |
小松 正義 |
株式会社八光 仙台支店 メディカル課 |
実 施 功 績 賞
高橋 浩 |
株式会社八光 代表取締役社長 |
本発明は、超音波映像を観察しながら体内の目的部位へ針管を穿刺する超音波対応穿刺針に関するもので、穿刺針の所定位置に三角錐のコーナーキューブミラーを設けることで超音波下での針管の視認性を向上させたものである。
従来の超音波対応穿刺針は、体表に対して穿刺角度が大きくなる等の条件により、針管の超音波映像が極端に不明瞭になるという問題があった。これに対し、超音波の入射角と出射角が常に平行となる再帰反射に着目し、この性質をもつコーナーキューブミラーを針管の中心軸に平行に複数列、また、長手方向に複数列の配置で加工することにより、穿刺条件等によらず、針管の超音波映像を明瞭なものとした。
本発明を疼痛緩和のため神経近傍に穿刺する神経ブロック針に適用すると、明瞭な超音波映像により、穿刺の際、神経損傷や血管穿刺などの懸念が低減された安全な施術ができる。また、針管を適正位置に穿刺できるため、確実な除痛効果が期待される。
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