発明協会会長賞
3次元点群に対する自動着色技術(特許第6730502号)
【鳥取県発明協会】
植田 拓也 |
アイコンヤマト株式会社 企画開発グループ リーダー |
実 施 功 績 賞
信岡 宜曉 |
アイコンヤマト株式会社 代表取締役 |
本発明は、3次元点群データに対して自動着色を実施し、エッジ部分を強調することで境界や輪郭を明確にし、3次元点群に基づく作図を容易化して作業工数を削減する技術に関するものである。
従来の着色手法では、斜面の面する方向によって色調が異なってしまう。作図作業においては、面する方向は重要な情報ではないため、作図者にとって余分な情報である。また、作図を要さない細かなノイズを拾ってしまうという欠点もある。
本発明では、水平面、もしくは、垂直面に対して法線ベクトルがなす角に基づいて、色相環によって色調へ変換する方法で上記課題を解決し、さらにエッジ部分(面と面の境界)を明瞭に強調する効果をもたらすことで作図の容易化を実現した。
本発明を適用することで点群の作図作業の工数を削減できる。また、建設現場へのICT導入(i−Construction)の取り組みにより、今後も3次元点群データの取り扱いが増加する見込みであり、本発明の適用範囲が広がることが期待される。
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