発明協会会長賞
自走式作業機(特許第6530099号)
[青森県発明協会]
甲地 重春 |
株式会社ササキコーポレーション 技術開発部 部長 |
梅田 洵平 |
株式会社ササキコーポレーション 技術開発部 第一開発チーム |
田中 健 |
株式会社ササキコーポレーション 技術開発部 第二開発チーム |
実 施 功 績 賞
佐々木 一仁 |
株式会社ササキコーポレーション 代表取締役社長 |
本発明は、ラジコン操縦等の遠隔操作が可能で、小型化した草刈作業などに使用する自走式作業機において、走行性能や走行安定性を保持しながらも、機体長を長大化することなく草刈の効率を向上させる技術に関するものである。
本発明の自走式作業機は、本体部、本体部の進行方向両側に設ける走行部及びこれらの前方に位置する作業部からなる。作業部には、昇降アームと一体に昇降される作用ピン及び作用ピンが当接する昇降アームに直交する方向に、垂直方向に回動する昇降ギアに突設される下降規制手段を設ける。昇降ギアが昇降モータに設けるピニオンギアに噛み合い、作用ピンが下降規制手段に当接して下死点を形成することでアームを昇降させることを技術的特徴とする。
本発明により、昇降装置の構成を簡素化することに成功し、作業部の地面追従効果も損なわず、かつ容易に機体重心のバランスが調整可能となったため、走行安定性や走行性能に優れながらも、草刈等の作業効率を向上させた新たな自走式作業機を開発することができた。
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