近畿経済産業局長賞
衝撃緩和効果で疲れにくいインソール靴下(特許第6284256号)
【奈良県発明協会】
西垣 和俊 |
西垣靴下株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、独自の「クッション編み」を用い、当社従来品と比べて約10倍の耐久性と、約2倍の衝撃緩和性を達成した、仕事用・運動用靴下に関するものである。
従来のパイル編み靴下は衝撃緩和性に優れる一方で、耐久性に難があった。これを克服するために足底にナイロンを編み込むことで耐久性を獲得し、ウーリー加工による嵩高でクッション性を同時に得ることもできたが、このままではナイロンが生地の外側に出てしまい、表面が滑る靴下となる課題が残されていた。
そこで、綿糸を同時に編み込み、生地外側に綿が表れ、内側にナイロンが沈むように編み込むことによって解決を図った。本発明により、従来のパイル編みでは不可能だった耐久性と衝撃緩和性の両立に成功した。
仕事用の安全靴の消耗度にも耐えることができると同時に、通気性の悪い革靴や薄い靴でも快適に過ごすことができる。「疲れにくい・丈夫で長持ち・快適な履き心地・履きやすい機能」といった、仕事及び運動に対して有用な多くの機能を併せ持った靴下を実現した。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved