日本弁理士会会長賞
農作業機における自動走行切替スイッチ(特許第6643091号)
【大阪発明協会】
吉田 和正 |
株式会社クボタ 移植機技術部 チーム長 |
宮西 吉秀 |
株式会社クボタ 移植機技術部 |
直本 哲 |
日本株式会社久保田 蘇州代表所 所長 |
永田 康弘 |
株式会社クボタ 移植機技術部 作業長 |
石見 憲一 |
株式会社クボタ 機械研究第一部 部長 |
宮本 惇平 |
株式会社クボタ 機械研究第一部 |
林 繁樹 |
株式会社クボタ 機械先端技術研究所 所長 |
実 施 功 績 賞
北尾 裕一 |
株式会社クボタ 代表取締役社長 |
本発明は、基準となる直線を予め設定し、ボタン一つを押すだけで、前記直線に平行なライン上を自動直進しながら作業を行うことのできる農作業機の自動直進システムに関するものである。以下、田植機に本システムを搭載した例に基づき、本発明を説明する。
オペレータは、最初の行程で1つ目の基準登録スイッチ(始点A)を押し、終点とする位置まで進んで2つ目の基準登録スイッチ(終点B)を押して、基準となる直線(直進基準線)を登録する。登録後は180°旋回し、自動直進の入/切を切り替えるボタン(GSスイッチ)を操作すると、その時点の機体位置から登録した直進基準線に平行な目標走行ラインを生成し、その目標走行ラインに沿ってステアリングを自動操舵(直進キープ)しながら田植え作業を行うことができる。
日本や一部諸外国において農家の減少や高齢化が進む中、経験が浅い従事者が短期間で熟練者並みの作業ができ、また熟練者においてもハンドル操作による疲労から解放されることから、省力化、軽労化にメリットがあり、様々な農作業機に利用することが可能である。
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