関東経済産業局長賞
容器投入型次亜塩素酸水生成装置(特許第4038593号)
【神奈川県発明協会】
鈴木 正喜 |
株式会社ホクエツ 代表取締役社長 |
本発明は、小型軽量のため携帯が可能であり、かつ水と電源さえあれば微酸性次亜塩素酸水をバッチ式で簡単に生成することができる装置に関するものである。
本発明にあたり新規開発した電極を収容するための携帯用電解槽は、槽の上部に電解ガスを微細気泡として外部へ放出するための細孔を設けている。これにより、従来技術に比して電解ガスを原水に溶解させることが容易となった。あらかじめ原水を貯留した容器に浸漬し電解させることにより、水道等の加圧給水設備を必要とせずに微酸性次亜塩素酸水を生成することができる。
本発明により水道設備の無い場所や屋外でも微酸性次亜塩素酸水の生成、使用が可能となり、災害現場などにおける衛生環境の向上や、感染症の予防にも寄与することが期待できる。また装置、ランニングコストのいずれも従来品より安価に抑えることができるため、医療や福祉、レジャー、食品製造の現場や一般家庭等、様々な分野に利用の幅が広がることが期待される。
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