発明協会会長賞
無添加で長期常温保存が可能な果実加工品(特許第6308556号)
【北海道発明協会】
稲川 裕 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 農業研究本部 企画調整部 主任主査 |
柳原 哲司 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 食品加工研究センター 副所長 |
小宮山 誠一 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 花・野菜技術センター 研究部 研究主幹 |
池永 充伸 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 中央農業試験場 作物開発部 研究主任 |
実 施 功 績 賞
田中 義克 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 理事長 |
本発明は、生果実を原料に無添加で真空包装、独自の加熱殺菌方法で製造し、食味、香り、外観品質を保ち、常温で長期間保存を可能とした真空包装体及びその製造方法である。
酸素バリア性の高い包材を使用し、真空度99%以上で真空包装後、レトルト殺菌器により設定温度100℃10分間で加熱殺菌するという標準製法を見出した。無添加で食品衛生上問題のない水準まで加熱条件(低温短時間)を制御することにより、リンゴ等の生果実のサクサクとした食味、新鮮な果実の香り、鮮やかな色味を残したまま、常温で6か月以上の保存を可能とする製造方法の開発に成功した。
本技術による製品は、ブランド展開して一般販売しているほか、菓子店向けなど業務用としても活用されている。
道内5社に技術移転され、生産量はますます増加している。
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