中小企業庁長官賞

光るワイヤーロープ（特許第6368449号）

【北海道発明協会】

柴尾　幸弘

理研興業株式会社　代表取締役副社長

実施功績賞

柴尾　耕三

理研興業株式会社　代表取締役社長

　本発明は、ワイヤーロープの撚り溝を活用した回転移動体を用いて、道路の防護柵のワイヤーロープに発光する樹脂線を巻き付け、夜間や吹雪時の命綱とも言える「光るワイヤーロープ」を作る技術である。
　ワイヤーロープは何本かのストランドを束ねて撚ったものでありストランド間には溝が形成され、この溝はピッチの長いボルトに見立てることができる。これに対して本発明の元となるナットにあたる回転移動体を開発した（別途特許取得済）。本発明はこれをさらに応用した樹脂線の巻き付け方法で、ワイヤーロープのストランド間の凹部に沿って樹脂線を螺旋状に短時間（4ｍあたり2分）で巻き付けることができる。
　樹脂線は側面にLED光を当てることで全体が発光するため、ワイヤーロープに対して視線誘導の機能を付加することができる。ドライバーがカーブや路肩の位置など道路線形が認識しやすくなることから、交通事故の削減が期待できる。

樹脂線の巻き付け原理

光るワイヤーロープの発光状況

中小企業庁長官賞

光るワイヤーロープ（特許第6368449号）

【北海道発明協会】

実 施 功 績 賞

実施功績賞