文部科学大臣賞
ピンポイント農薬散布(特許第6326009号)
[佐賀県発明協会]
菅谷 俊二 |
株式会社オプティム 代表取締役社長 |
本発明は、農薬散布を必要最小限に抑えるため、AI(人工知能)が圃場の航空写真を解析し、病虫害が発生している箇所を特定することで、特定箇所にのみ農薬散布を行うものである。これにより、農薬使用量が削減される。
まず、ドローンに搭載された高解像度カメラで、圃場や農作物の航空写真を空撮する。次に、ディープラーニング技術を用いたAIで航空写真を画像解析することで、農作物に発生している病虫害を検知する。そして、ドローンを病害虫発生エリアの上空に移動させ、搭載された農薬散布装置で、病虫害エリアに農薬をピンポイントで散布する。
本発明により、米栽培では削除対象農薬の使用量が最大100%減となった※。また、農薬散布を人ではなくロボットが行うため、散布時の健康リスクが低減される。
※ 農薬の内、本発明により削減出来る殺虫剤及び殺菌剤を「削減対象農薬」として定義。
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