日本弁理士会会長賞
地中配電線路における地絡事故点探査装置(特許第5192706号)
[佐賀県発明協会]
片渕 健 |
株式会社戸上電機製作所 技術本部 研究開発部 R&Dグループ 技師 |
前田 昌則 |
東京電力パワーグリッド株式会社 渋谷支社 大田制御所 所長 |
佐藤 真一 |
東京電力パワーグリッド株式会社 上野支社 設備総括グループ |
栗田 和高 |
東京電力ホールディングス株式会社 福島本部 福島原子力補償相談室 補償相談ユニット 南相馬補償相談センター 相談第二グループ |
福與 秀太郎 |
東京電力パワーグリッド株式会社 上野支社 江戸川制御所 配電保守グループ |
境 正道 |
株式会社戸上電機製作所 品質保証部 カスタマーサポートグループ リーダー |
境 桂子 |
株式会社戸上電機製作所 製造本部 改善推進室 主任 |
実 施 功 績 賞
戸上 信一 |
株式会社戸上電機製作所 代表取締役社長 社長執行役員 |
小早川 智明 |
東京電力ホールディングス株式会社 代表執行役社長 |
本発明は、配電線の地絡(漏電)事故点を探査する可搬型の探査装置であり、地中埋設等の遮蔽状態で敷設された配電線の事故点を地表面からピンポイントで特定できる地絡事故点探査装置に関するものである。
本発明は、配電線ケーブルの芯線構成が2〜3本であること、またそれぞれの芯線の対地静電容量が等しいことに着目し、事故相と健全相に位相が180°異なる二つの高周波探査信号を各々注入して、事故点特定に支障となる対地間静電容量に流れる探査信号をキャンセルし、事故相の事故点に流れる高周波探査信号のみを抽出する。この信号電流による高周波磁界を地表面から検出して地中配電線の埋設ルートおよび地絡事故点を高精度に特定する。本発明によれば探査信号の高周波化が図れ、装置の小型化ができる。また、検知できる深さも十分で、地表面から高精度に地絡事故点を特定できるため、地中配電線復旧のための事故点掘削作業範囲を従来より縮小でき、工費を大幅に軽減することに貢献できるものである。
(通称LUPIN® Low-voltage Underground distribution accident Point INquiry equipment)
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