近畿経済産業局長賞
金属合金粒子及びその製造技術(特許第6409204号)
【大阪発明協会】
榎村 眞一 |
エム・テクニック株式会社 代表取締役会長 |
荒木 和也 |
エム・テクニック株式会社 技術グループ |
前川 昌輝 |
元 エム・テクニック株式会社 研究開発グループマネージャー |
本田 大介 |
元 エム・テクニック株式会社 研究開発グループリーダー |
実 施 功 績 賞
石橋 しのぶ |
エム・テクニック株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、合金の平衡状態図上では共晶状態であり、互いに混ざり合わない領域においても、異種金属同士が原子レベルで均一に混ざり合った、粒子径50nm以下の金属合金粒子に関するものである。
この金属合金粒子は、当社が独自開発した強制薄膜式マイクロリアクターによって初めて製造可能となった。この強制薄膜式マイクロリアクターでは固定ディスクと回転ディスクとの間を微小間隔に維持しつつ、各金属イオンを含む流体(A液)と還元剤(B液)をディスク間で混合し、強制薄膜を形成する。強制薄膜中で各金属の還元反応を制御して得られた金属合金微粒子は、異種金属同士が原子レベルで均一に混ざり合っており、金属合金粒子本来の特性を発揮できた。
本発明に係る金属合金粒子は、導電性素材、接合素材、電極材料、接点材料、記録媒体、低温蝋材、超電導素材、触媒など、産業界におけるあらゆる分野への適用が可能であり、その実施効果は極めて大である。
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