中小企業庁長官賞
縁有りピザ成形装置(特許第5844924号)
【福井県発明協会】
小林 博紀 |
株式会社コバード 代表取締役社長 |
吹上 透 |
株式会社コバード 専務取締役 |
ピザの代表格であるナポリピザは、丸いピザ生地の中央部分を引き延ばし、生地の外周縁に肉厚部分を残した縁有りのピザである。本発明は、ピザの生地玉からこの「縁有りピザ」の生地を成形するものである。
本発明は、支持手段であるベルトコンベアにより、予備成形された生地を爪部材の下方に対向するように配置し、昇降手段を駆動して爪部材を下降させて、爪部材の下端部とコンベアベルトの上面との間に所定間隔を空けて配置し、次いで移動手段により爪部材を生地の中心側から外周側に向かって移動させて外形サイズが大きくなるように生地を引き延ばし、更には押圧板を下降させて生地の引き延ばされた部分に圧接して押圧するものである。これにより、縁部分は厚く、かつ縁部分に微小な気泡を残したまま、ピザ生地を所定のサイズに安定して成形出来る。
本発明により、従来ピザ職人らが手作りで成形していた縁有りピザを、その品質を落とすことなく、安定して大量に市場に供給することが可能となった。
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