日本弁理士会会長賞
多層光ディスクの記録再生装置(特許第5002465号)
【大阪発明協会】
山崎 文朝 |
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 ストレージ事業開発センター 第一技術部 デバイス開発課 課長 |
金馬 慶明 |
パナソニック株式会社 要素技術開発センター ストレージ開発室 次世代デバイス開発課 特任技監 |
若林 寛爾 |
パナソニック株式会社 要素技術開発センター ストレージ開発室 次世代デバイス開発課 主任技師 |
田中 俊靖 |
パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社 ライティング事業部 R&Dセンター 光イノベーション創生部 主務 |
実 施 功 績 賞
津賀 一宏 |
パナソニック株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、1枚あたり100〜500ギガバイトの大容量を実現し、さらに容量増加を期待される多層光ディスクの記録再生用光ディスク装置に関するものである。
光ディスク装置は、「情報の再生対象となる記録面」で反射した信号光を、光ピックアップの光検出器で受光して信号検出する。複数の情報記録面がある多層光ディスクでは、「情報の再生対象ではない別の記録面」でも不要な光の反射が起こる。本発明は、「サーボ信号検出光生成素子」の表面に、光ディスクからの反射光の中心部のみを遮光する領域を形成するもので、光検出器への不要光の漏れ込みを防止し、不要光による信号光の劣化を回避できた。
本発明は、技術課題をコストアップや装置の大型化といった副作用なく克服し、民生用BDXL対応ブルーレイレコーダーの商品化を実現した。さらにデータセンター等において大容量データの長期保存を担うアーカイブ用光ディスク装置にも必要不可欠の技術として使用されている。
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