関東経済産業局長賞
遠心式かくはん体と応用かくはん機(特許第6169207号)
【新潟県発明協会】
小林 強志 |
株式会社メデック 技術開発部 設計課 課長 |
実 施 功 績 賞
曳田 眞作 |
株式会社メデック 代表取締役社長 |
本発明は、従来製品の穴詰まりの弱点を克服し、撹拌力や洗浄性を高める改良として、独自に創意工夫を加えて発明したものである。
従来技術が遠心力により穴から流体を吐出するのに対して、本発明は穴を溝≠ノ変えただけであるが、溝全体が吸入口の役割も果たすために、穴の断面積や流体摩擦抵抗による制約から開放され、穴詰まりや洗浄性、軽量化はもちろんのこと、撹拌力が大きく向上した。
汎用モータ1軸の回転だけで、ベルヌーイ流の効果により、沈殿物を吸い上げ、浮遊物を吸い込み、精密に均一な撹拌を実現する。同時に設計の自由度も大きく向上した。
泡立ちにくい特性は、更に高速回転を可能とするため、撹拌体の小径化に特に効果が大きい。一斗缶やIBCコンテナなど、容器容量に対して口栓穴の小さな保存容器では、塗料など高粘度でも充分な撹拌が行えるようになった。
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