特許庁長官賞
画音一体4K有機ELテレビ(意匠登録第1582849号)
【発明協会(東京)】
田幸 宏崇 |
ソニー株式会社 クリエイティブセンター チーフアートディレクター |
横田 洋明 |
ソニー株式会社 クリエイティブセンター シニアアートディレクター |
桑尾 重哉 |
ソニー株式会社 クリエイティブセンター デザインマネジャー |
実 施 功 績 賞
吉田 憲一郎 |
ソニー株式会社 代表執行役 社長兼CEO |
本件意匠は、スピーカーやスタンドといった視覚体験を妨げる余計な要素を排した、極限までシンプルなテレビに関するものである。
一般的なテレビは、底面などにスピーカーを配置しており、しかも音響的な理由から床から一定距離離した状態で保持するためのスタンドが不可欠であった。そこで画面を振動させて音を出す音響システムを本製品のために新規開発し、スピーカーやスタンド等の余計なエレメントを一切無くして、映像への没入感を高めた。また通常パネルの裏側に配置する基板や端子類を、ディスプレイを支える背面側の板体の内部に集約したことで、一枚のガラス板をもう一枚の板が背面から支えているような特徴的な意匠に仕上げた。外側からはケーブルが一切見えないようにケーブルマネージメントも徹底している。
本製品で採用した音響システムの特徴として、映像コンテンツの音源位置に合わせて音を発するようになったことが挙げられる。上記のシンプルな意匠に加えて、画音一体の臨場感溢れる視聴体験は、世界中で多くのカスタマーに評価されている。
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