発明協会会長賞

データ転送装置、転送方法及びプログラム（特許第5955489号）

【神奈川県発明協会】

茂田井　寛隆	三菱電機株式会社　情報技術総合研究所リアルタイムプラットフォーム技術部
出口　昌弘	三菱電機株式会社　情報技術総合研究所リアルタイムプラットフォーム技術部
出原　章雄	三菱電機株式会社　情報技術総合研究所リアルタイムプラットフォーム技術部
下谷　光生	三菱電機株式会社　三田製作所カーマルチメディアシステム部
村山　修	三菱電機株式会社　情報技術総合研究所知識情報処理技術部
藤﨑　哲史	三菱電機株式会社　三田製作所カーマルチメディアシステム部

実施功績賞

杉山　武史

三菱電機株式会社　執行役社長

　本発明は、電源投入後の立ち上げ段階ではデータの転送長を長くして短時間で処理する一方、初期化段階ではデータの転送長を短くして初期化作業の待ち時間を短くすることにより、バス占有帯域を適切に調整してアプリケーション起動時間を短くする発明である。
　カーナビに対する要望の1つとして、エンジンをかけて直ぐにカーナビを操作したいというユーザニーズが強く、カーメーカも機種選定において重要な要件に位置付けている。OSやアプリケーションの起動に必要なデータを前もってRAMに先読みしておく際に、データ転送の効率性が課題となっている。本発明では、立ち上げ段階でのデータ転送の切れ目を減らし、初期化段階での待ち時間を減らすために、データの転送長を適切に調整する。
　本発明により、カーナビの起動時間を当社従来比16%ほど短くすることができた｡

発明協会会長賞

データ転送装置、転送方法及びプログラム（特許第5955489号）

【神奈川県発明協会】

実 施 功 績 賞

実施功績賞