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令和元年度関東地方発明表彰

日本弁理士会会長賞

小型・高効率の白色LEDユニット(特許第4865059号)

【静岡県発明協会】

石田 裕之

株式会社小糸製作所 研究所 主管

達川 正士

株式会社小糸製作所 製品開発部

実 施 功 績 賞

三原 弘志

株式会社小糸製作所 代表取締役社長


 本発明は、自動車用ヘッドランプの中に組み込まれる光学ユニットに関し、白色LEDとプロジェクタ型光学系とを組合せた小型で高効率な光学ユニットである。
 発明当時の白色LEDは、光量が少なく光出射範囲も狭いという課題があった。本発明は、反射鏡に対し白色LEDを限界まで近接配置し(20mm以下)、自動車用ヘッドランプ特有の配光パターンを形作るための遮光部品に代え、遮光した光を反射光と利用できるビームシェーパを配置したことで、光の利用率を高めた。
 本発明により、光学ユニットの小型・高効率化が可能となり、世界で初めて白色LEDを光源とする自動車用ヘッドランプの量産化に成功した。


光学ユニットの断面図

光学ユニットの断面図

世界初のLEDヘッドランプトヨタ自動車・レクサスLS600h)

世界初のLEDヘッドランプ
(トヨタ自動車・レクサスLS600h)

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