中小企業庁長官賞
多種多様な玉葱に対応した収穫玉葱処理装置(特許第5856388号)
【北海道発明協会】
松田 和之 |
訓子府機械工業株式会社 代表取締役会長 |
松田 謙 |
訓子府機械工業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、従来の定置式オニオンタッパーに改良を加え、根の切断ができる装置(ルートリカッター)が搭載された新型オニオンタッパーに、状況に応じてルートリカッター部に簡易的にバイパスが設けられ1台の機械で装置の使用可否が簡単に行なえるものとなっており、玉葱の状態(早生や品種によっては玉葱がやわらかく傷つきやすい)によって使い分けることができるものである。
従来の定置式オニオンタッパーは主に茎葉切断を行なう機械であったが、市場の変化もあり2007年頃には、茎葉に加えて根の処理が行なえるDX5(ルートリカッター付)を発売した。しかし、玉葱の品種や柔らかい玉葱などは本装置(ルートリカッター)が鉄製のローラーで構成されているため、キズや打撲を生じやすいことがあり、市場からはルートリカッターの使用可否が1台の機械で行えないかという要望が高まった。これに対応するためルートリカッターの可否が切り替えられる機械開発が急務となり、本開発が施され現在のオニオンタッパーとなった。
本発明の特徴は、定置式オニオンタッパーのルートリカッター部にバイパス搬送経路を着脱自在に設けたことが特徴で、1台の機械でルートリカッターの使用可否が簡単に行なえる機械となっている。これによりルートリカッターの使用可否が簡単にでき、顧客の要望に応じた機械作業が可能になった。
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