中部経済産業局長賞
腸溶性ソフトカプセル(特許第4252619号)
[岐阜県発明協会]
山中 利恭 |
中日本カプセル株式会社 代表取締役社長 |
須原 渉 |
中日本カプセル株式会社 開発部 部長 |
西川 友美 |
元 中日本カプセル株式会社 開発部 |
梅村 英行 |
中日本カプセル株式会社 営業部 係長 |
本発明は、pH応答性を有する低メトキシルペクチンをゼラチン皮膜に一定量配合した腸溶性ソフトカプセル、および従来の製造装置を活用した腸溶性ソフトカプセルの製造方法に関するものである。
ソフトカプセルに腸溶性を付与する従来技術では、コーティング専用設備や製造コスト、ソフトカプセルの特徴である外観の美しさ(透明性や光沢など)が損なわれるなどの課題があった。本発明では、低メトキシルペクチンのpH応答性に着目し、一定量ゼラチン皮膜に配合することで、ロータリーダイ式ソフトカプセル充填機に適応する外観の美しい腸溶性ソフトカプセルを提供できる。
腸溶性ソフトカプセルを採用した健康食品は、摂取しやすく、乳酸菌などの胃酸に弱い有効成分の品質を保持したままダイレクトに腸まで届けることができるため、高齢化社会の健康維持に対する貢献が期待される。
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