文部科学大臣賞
環境負荷低減型のペレット冷却システム(特許第6139959号)
【高知県発明協会】
宇賀 政綱 |
株式会社垣内 開発部 開発営業課 課長 |
井関 徹 |
元 株式会社垣内 開発部 |
実 施 功 績 賞
安岡 和彦 |
株式会社垣内 代表取締役社長 |
本発明は、自然エネルギー(外気)を最大限に活用する新技術を導入した、ペレットの自重による省エネ・省スペースの新しいペレット冷却システムである。短時間で外気温近くまで冷却でき、型崩れの少ない高品質なペレットを効率よく量産できる。
機械構造を革新し、装置全体をコンパクト化(40%縮小)した。具体的には、回転羽根方式の採用、サイクロンと開閉ゲートの見直しなどにより、ランニングコストの削減(使用電力量:冷却時20%減、排出時30%削減)を実現した。また、徹底した原価低減を進め、25%の低価格化を達成している。さらに、顧客のペレット生産量に応じた3機種(大型・中型・小型)を製品化し、ユーザーの最適投資を可能にした。
平成27年1月の製品化以降、自社製品部門を代表する製品に成長している。また、国内養鶏事業者向けの当社ペレタイザーと連続した自動運転も可能で、家畜糞の有効活用を通じ、中山間地域の農畜産業の振興などにも貢献している。
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