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平成30年度四国地方発明表彰

発明協会会長賞

熱収縮性フィルム(特許第4851725号)

【香川県発明協会】

阪内 邦夫

大倉工業株式会社 合成樹脂事業部 商品化グループ
商品開発課長

中北 浩隆

大倉工業株式会社 新規材料事業部 第3BU

松田 禎雄

大倉工業株式会社 合成樹脂事業部 丸亀第四工場
品質管理課 課長代理

実 施 功 績 賞

神田 進

大倉工業株式会社 代表取締役社長


 本発明は、フィルムに筋状の白化がなく、透明感と光沢性に優れるとともに、耐ブロッキング性等の取扱い性に優れるチューブラー法によって二軸延伸されたポリエチレン系熱収縮性フィルムである。
 ポリエチレン系熱収縮性フィルムは、耐ブロッキング性の向上を目的に無機系アンチブロッキング剤(AB剤)が配合される。フィルムへのAB剤の添加量はごく少量であるためベース樹脂と同様の樹脂にAB剤を高濃度で配合したマスターバッチ(MB)を準備し、MBをフィルムのベース樹脂で希釈して製膜されるが、チューブラー法により二軸延伸した際、AB剤とMB用樹脂との界面が剥離し、フィルムに筋状の白化が発生する。本発明はベース樹脂となるポリエチレン系樹脂よりも密度が低いエチレン−αオレフィン共重合体をマスターバッチ用樹脂とすることによりフィルムに筋状の白化が発生することを抑制したものである。
 これにより、日用品、化粧品、食料品などの用途に加え、従来困難であった高いディスプレイ効果(被包装物に施された印刷・表示を損なわない)を求められる用途に適用することが可能である。


熱収縮性フィルム外観
該フィルムを用いた包装例

熱収縮性フィルム外観(左)と該フィルムを用いた包装例(右)

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