九州経済産業局長賞
圧力式密閉型急速ろ過装置及び浄水器(特許第6241510号)
[鹿児島県発明協会]
横山 勝一 |
大協株式会社 代表取締役 |
本発明は、ろ過砂に吸着性能を有した天然鉱石を使用するものである。砂自体の吸着作用と接触酸化被膜を形成させ水との接触面積を大幅に拡大し処理能力を飛躍的に高めたろ過技術で、濁度・色度・重金属を同時処理可能である。
発明の内容としては、原虫菌対策に要求される濁度0.1度に対応する技術である。特徴は、①ろ過砂を再生する真空逆流洗浄技術で10年の長期間、安定したろ過性能を維持できる。また洗浄は約10分で済むので原水回収率が100%に近い。②流入圧力を従来の半分以下にできるため、電気代を軽減できる。また、施設をコンパクトにできるため、敷地面積、イニシャルコスト、ランニングコスト共に軽減できる。③多種多様な水質に対応可能である。
本発明により、移動運搬可能な全自動小型浄水処理装置や浄水器(発展途上国等の水道水への信頼性が乏しい地域向けの販売を視野に、水圧だけで無動力、カートリッジ不要)を開発し、公共浄水場での導入実績が増加している。
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