関東経済産業局長賞
バルーンカテーテル製造装置(特許第4845158号)
【発明協会(東京)】
渡辺 公彦 |
精電舎電子工業株式会社 取締役・技術部長 |
深松 義雄 |
精電舎電子工業株式会社 技術部 製造技術グループ 製造技術チーム |
金子 英司 |
精電舎電子工業株式会社 技術部 設計技術グループ GM代理 |
菅原 義幸 |
精電舎電子工業株式会社 営業部 特販グループ LMチーム チームリーダー |
布施 博理 |
精電舎電子工業株式会社 技術部 応用技術グループ 応用技術チーム |
富澤 貴一 |
精電舎電子工業株式会社 技術部 製造技術グループ サービス技術チーム |
実 施 功 績 賞
松岸 則彰 |
精電舎電子工業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、レーザ光でチューブとバルーンの重なり部分を絶妙に滑らかな表面で繋げる製造方法と装置の発明である。従来、血管に挿入するバルーンカテーテルには段差があったが、段差のない任意の滑らか形状ができる。
本発明は、発熱体にカテーテルチューブとバルーンを重ねた段差部に加圧チューブを被せ、発熱体を回転させながらレーザ光線を当てて加熱し、バルーン端部をチューブに滑らかに埋め込んで溶着する。カテーテルチューブ上にバルーンの段差がないので血管への挿通性がよい。また、レーザ出力、画像認識、位置決め、微妙な各諸条件の蓄積、評価、記憶、高精度動作制御というカテーテル作りを細かく安定的に行う装置発明として完成した。
平成22年、発売開始すると、日本のほぼ全てのカテーテルメーカが一斉に購入し、カテーテルの増産に貢献した。日本のカテーテル関連生産金額は、平成21年度412億円が、27年度では5倍に増大した。30年度は8倍の見込み。
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