小樽市長賞
発酵化粧料の製造方法および乳酸菌(特許第5629841号)
【北海道発明協会】
岡田 秀紀 |
大高酵素株式会社 総合研究所 所長 |
山森 昭 |
大高酵素株式会社 総合研究所 小樽研究室 室長 |
川添 直樹 |
大高酵素株式会社 総合研究所 伊達研究室 室長 |
本発明は、植物エキス発酵化粧料の発酵に適した乳酸菌を選別し安定的に発酵させる方法である。さらにその乳酸菌は他の乳酸菌株よりも、コラーゲン産生促進作用が知られているD-アラニンを多く生成した。
エタノール抽出した植物エキスをエタノールの除去なしに発酵させる場合、エタノール耐性菌が必要となる。本発明はこの植物エキス抽出物をそのままの状態で発酵させ、防腐剤の添加なしに長期間安定な化粧水の製造を目的とした。そこで植物エキス・エタノール抽出物中で発酵しうる乳酸菌株(HL190)を単離し、安定的で確実な発酵を可能とした。
15%アルコール添加MRS培地を用いて本化粧水製造に適した株を選別し、ラクトバチルス・パラカゼイの亜種と推定した。培養液中のD-アラニン量を測定したところ、試験した株の中でHL190が最も多く生成した。
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