北海道発明協会会長賞
災害避難所で快適に過ごせるバイオトイレ(意匠登録第1511106号)
【北海道発明協会】
橘井 敏弘 |
正和電工株式会社 代表取締役社長 |
本意匠は段ボール製のオガクズ式簡易バイオトイレに関するもので、災害時に避難した人が避難所で使えるように開発した。段ボールの中には普通のオガクズが充填してあるが、特別な菌は不要である。便座がついていることで日常生活と同じように使用できる。
オガクズ式簡易バイオトイレは避難所に避難した人の「トイレに起因するストレス」を解消することができる。従来の災害用トイレはビニール製や汲み取り式であり、普段とは違うため使用者からは不評で、トイレに行かないで済むよう飲食を控え体調を崩す人もいた。本トイレは自分のブース内で利用できる自分専用のトイレで、臭いの心配がなく、普段どおり使用でき、毎回捨てる必要もない。また、従来のバイオトイレ技術を応用して開発したものだが、多くの人が災害に備え備蓄できるように価格を低く抑えた。
バイオトイレはオガクズ効果で臭いがしないことから災害用トイレのイメージを払拭させることができる。
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