日本弁理士会会長賞
寒冷地対応環境配慮型車両消毒装置(特許第5791292号)
【北海道発明協会】
内海 洋 |
株式会社アクト 代表取締役 |
本発明は、気温が低い冬季等に消毒液が車体に接触した際に瞬時に凍り付き、適切な消毒が行われない恐れがあった従来の車両消毒装置の問題点を解決して、厳冬期の北海道の屋外でも使用可能とした車両消毒装置で-30、-50℃タイプの2種類ある。
本装置は、車両が通過する装置本体の内部に配設された、車両に向けて加熱用流体を噴射するノズル、加熱された後の車両に向けて消毒液を噴射するノズル、消毒された後の車両に向けて空気を噴射し水滴を取り除くノズル、および車両が走行する床部を加熱する加熱機能とを備えるものである。また、本装置は車両が大型か小型かを判別して、車両に適合させた噴射口から加熱用流体と消毒用流体を噴射するため、省エネ・省資源となっている。
本発明による装置は、加熱後の車体表面に消毒液を噴射する機能と、消毒後の車体表面を乾燥させる機能を備えるため、-35℃という低気温下であっても消毒液が車両に凍り付くことなく、適切な消毒作業が可能となり、特殊な浄化槽により環境に負荷をかけない。
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