日本弁理士会会長賞
長距離・高揚程モルタル吹付用ノズル(特許第4700649号)
【岡山県発明協会】
大倉 卓雄 |
日本植生株式会社 技術部 技術U課 参事 |
藤嶋 泰良 |
日本植生株式会社 技術部 技術U課 課長 |
坂本 悟 |
元 日本植生株式会社 |
実 施 功 績 賞
柴田 明典 |
日本植生株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、長距離・高揚程箇所でのモルタル吹付工事において、吹付ノズル先端部や搬送ホース内に吹付材料が付着して生じる閉塞状態を発生しにくくするとともにモルタル構造物の品質を向上させるためのものである。
従来の湿式吹付工法で用いられる吹付ノズルは、吐出口が絞られた形状であり、搬送中に分離した吹付材料を再混合し、均一な状態で吹付することができる。しかし、この形状では吹付材料がノズル先端部や搬送ホース内に付着し、閉塞状態が発生しやすく、特に長距離・高揚程箇所での吹付工事においては、作業効率が著しく低下する。そこで本発明では吹付ノズル吐出口の内径を搬送ホースの内径と同等か、若干大きくなるよう構成している。
本発明により、ホースやノズルの閉塞が起こりにくくなるとともに、搬送中に分離された、品質を低下させる細粒分が再混合されずに吐出口から排出されるので、高品質のモルタル・コンクリート構造物の構築に貢献できる。
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