発明協会会長賞
採血用穿刺器具(意匠登録第1249218号)
【愛媛県発明協会】
篠原 紀行 |
パナソニック ヘルスケア株式会社 診断薬事業部 事業企画部 デザイン課 主任 |
実 施 功 績 賞
小谷 秀仁 |
パナソニック ヘルスケアホールディングス株式会社 代表取締役社長 |
本意匠は糖尿病患者や看護師が日々の血糖値を測定するために使用するものであって、極めて細い針を持った使い捨ての採血用穿刺針を装着し、当該穿刺針を皮膚に穿刺して血液を採取するための採血用穿刺器具である。
外形の全てに丸みを持たせることで、患者にとって、穿刺の痛みに伴う恐怖心を和らげる優しさを全面に表現したデザインとなっている。ペン型フォルムとして手に馴染みやすく、ペンを持つ状態で操作でき、看護師にとっては、胸元のポケットにも“すっと”収まるスリムな形状で使い勝手にも配慮したデザインである。また穿刺部位に接触した採血針に触れることなくワンタッチで廃棄できる構造で安心・安全な採血を可能としている。
本意匠に係る採血用穿刺器具は、安心・安全及び利便性に配慮したデザインにすることにより、2005年の発売以来多くの患者、看護師に使用されており国内の穿刺器具のトップシェアを確立した製品である。
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