発明協会会長賞
ギヤの製造方法と、そのための鍛造加工装置(特許第5802252号)
【栃木県発明協会】
大関 雄史 |
本田技研工業株式会社 パワートレインユニット製造部 真岡パワートレイン工場 生産技術支援開発課 指導員 |
並木 章治 |
本田技研工業株式会社 パワートレインユニット製造部 真岡パワートレイン工場 パワートレイン工場管理課 技術主任 |
実 施 功 績 賞
八郷 隆弘 |
本田技研工業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、外周壁に外歯が形成され、且つ内周壁に内歯が形成されたギヤを得るギヤの製造方法と、そのための鍛造加工装置である。
外周壁に外歯が形成され、且つ内周壁に内歯が形成されたギヤを得るギヤの製造方法であって、外歯加工型を下降させてワークの外周壁に外歯を形成する加工を行う工程と、前記外歯加工型が支持型に当接した後に該支持型を押圧することに伴って緩衝機構の一部又は全部が下降するとともに、前記ワークを押圧型で押圧して内歯成形型に沿って下降させ、該ワークの内周壁に内歯を形成する工程とを有することを特徴とするギヤの製造方法である。
本発明によれば、緩衝機構を採用し、外歯に対する加工と内歯の成形とを別タイミングで行うようにしているので、ワークの肉の流動を制御することが容易であるとともに、押圧型及び外歯加工型によって拘束された状態のワークが内歯成形型に沿って下降する際に内歯が形成されることで寸法精度に優れるギヤを得ることができる。
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