発明協会会長賞
自然エネルギーを利用した換気装置(特許第4853801号)
【北海道発明協会】
斉藤 武夫 |
有限会社グッドマン 代表取締役 |
本発明は、自然換気作用(温度差換気、風圧換気)を積極的に活用する構造で、高気密建物で給排気が同時に作動する換気装置である。
換気口内部に排気経路と給気経路を設け、換気口の通気部は、空気抵抗の少ない形状であり、高気密建物での自然換気が可能である。室内側に配慮したダンパーの上部で室内外空気が混じり合いダウンドラフト緩和により室温の変化が少ない。通年ダンパーの開口部の調節で快適な自然風が得られ、冷暖房時のエネルギーロスの少ないパッシブ換気口である。
自然換気作用のあるパッシブ換気口と機械換気を併用することで、最小の換気エネルギー消費量で快適な室内の空気質と温熱環境を得ることができ、停電時、長期不在時等機械換気停止時にはフェイルセーフな計画換気が可能な設備である。
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